きのうは水とまつげしか食べてません

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春爛漫!満開のツツジ棚を観たことがありますか?重要文化財だらけの根津神社へ

今回はシーズンを迎えたツツジを見るため、都内でも有名な根津神社のつつじ苑へ行きました。

コースはこちら

青年の散歩道を歩いて願行寺

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東大前から根津神社へ向かう道は、森鴎外の小説「青年」の舞台となっていることから「青年の散歩道」と呼ばれています。

 

この散歩道でまず目につくのが願行寺です。かつては馬喰町にありましたが、1657年明暦の大火により現在の場所へと移ります。

大銀杏
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一際目立つ大銀杏も区の保護となっています。非常に歴史を感じる佇まいです。


木造阿弥陀如来
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1683年にこの地に願行寺が移って来た際から伝わる仏像で12世紀ごろの作とされています。文京区に残る平安時代の仏像として貴重なものです。


坂を下ると根津神社
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駅から10分ほど歩くと根津神社に到着します。つつじのシーズンだけあって、非常に多くの人が訪れていました。

 

歴史としては、1900年ほど前に日本武尊千駄木に創祀したとされていますが、1469年頃に太田道灌によって社殿が作られました。

神橋

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根津神社は旧江戸城の真北を守る役目を果たしていました。結界の力を持ったこの神橋から楼門はかなりのパワースポットになっています。

つつじ苑

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今回の目当てであるつつじ苑は境内ですぐに見えています。2,000坪の敷地に3,000株以上あるツツジは斜面に植えられており、ずらっと並んだ花を見渡すことができます。
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つつじ苑の中に入るには200円の寄進料がかかりますが、中に入らずとも写真を撮ることはできますよ。

 

江戸時代徳川綱重下屋敷であった頃よりこの場所のツツジは有名で、彼の庭園がツツジ苑のルーツとなっています。

楼門
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この楼門は国の重要文化財として指定されており、1706年に建立されました。
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右側の随身水戸光圀公がモデルとされています。

拝殿
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拝殿は本殿、幣殿と一つにまとめられた権現造になっていて、こちらもすべて重要文化財になっています。

 

このように江戸時代に作られた社殿が一式残っていることは珍しく、戦争や大震災といった災害の被害を受けずに今でも見られることは喜ばしいことです。
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根津の名所千本鳥居
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根津神社のもう一つの名所は乙女稲荷神社の千本鳥居です。京都では伏見稲荷神社の千本鳥居が有名ですが、それと同じように鳥居を潜って参拝ができます。

 

夏目漱石の旧居
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根津神社を抜けて5分ほど歩くと文豪夏目漱石の旧居があります。この家には森鴎外も住んでいたことがありますが、現在は犬山市に移されています。

塀には猫ちゃん
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夏目漱石の作品「吾輩は猫である」にちなんで旧居の塀には猫ちゃんが飾られていました。やや遠目。

森鴎外記念館
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根津には夏目漱石だけでなく、森鴎外も住んでいました。

 

森鴎外は自宅を二階から品川沖が見えたことから「観潮楼」と名付けていました。いまではかすかにスカイツリーが見えるくらいですね。
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館内はコンクリート打ちっぱなしの建築で、オシャレな内装になっています。

 

今回の企画展は「観潮楼の逸品ー鴎外に愛されたものたち」というテーマで、鴎外ゆかりの品々が展示されていました。

団子坂を下ってエスプレッソファクトリーへ
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文豪の生涯を学んだ後はこちらで一服。
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エスプレッソファクトリーではカプチーノ380円と非常にお得にいただけます。もちろんしっかりエスプレッソマシーンで淹れたエスプレッソが使われており香り高いコーヒーを楽しめます。
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セルフ式でカウンターからコーヒーを受け取ったら自分で席まで持っていきます。テイクアウト、スタンド席ではさらに50円引きになるので、今の時期は持ち帰りもいいかもしれませんね。

tabelog.com

日の落ちる団子坂
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すっかり日も暮れてきました。団子坂には日がかかっています。団子坂の名前の由来は、坂の下に団子屋さんがあったからという説と、急な坂を転げ落ちると団子のようになるという説があります。

 

漱石の「猫」にも団子屋さんが登場します。明治期はニ間半、つまり5メートル弱の幅しかなく、非常に不便な坂道だったようです。

藤公園へ寄り道
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最後によった場所は須藤公園です。この地は江戸時代大聖寺藩の下屋敷でした。庭園の規模は大きくありませんが、起伏を生かし東京湾を望む回遊式の大名庭園となっています。
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庭園内には中之島があり、古くから弁財天の祠堂が祀られていました。
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自然と人工の調和のような場所もあります。石造を呑み込む木々の力を思い知りますね。


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明治期には実業家の須藤吉右衛門に買い取られ、東京へ公園用地として寄付されます。今の公園の名前はこの須藤吉右衛門に由来しているようですね。

 

資産家たちの暮らしに思いを馳せつつ、旅は、続く。